かきがら掌編帖

数分で読み切れる和風ファンタジー*と、読書・心理・生活雑記のブログです。

マインドフルネスストレス低減法(4週目)

 

第4週は引き続き、ボディスキャンとヨーガ瞑想法を1日おきに行います。

座って呼吸に注意を集中する静座瞑想は、時間を15分から20分に延ばし、「ふだんの瞑想トレーニング」の方は、

・毎日1回、嫌だったことや、ストレスを感じたことについて意識する

に変わりました。

記録の仕方は3週目の「うれしいこと」と同様で、1週間のカレンダーを作り、
①どんな体験だったか、②それが起こっているあいだ注意を集中できていたか、③そのとき自分の体がどんな感覚を味わったか、④どんな思いや感情がわきあがってきたか、そして、⑤それは自分にとってどんな意味を持っていたか、という5項目を記入します。

 

「うれしいこと」と違い、今回はネタに困ったりしないだろうと思いましたが、予想通りでした(笑)。

意識して記録することで、ストレスを強化してしまわないか、少し心配だったのですが、実行してみるとそうでもなく、むしろ、嫌な出来事と距離を置いて「観察する」ための練習をしている感じです。

5つもの項目を心のなかでチェックしていると、否定的な思考や感情にはまり込んでいる暇がありません。

 

マインドフルヨーガにもだんだん慣れてきました。

ひとつのポーズが終わると、充分に「間」を取って、体と心の感覚に意識を向けるので、その際に何となくですが、自分との一体感や全体性を感じます。

湯舟につかっているような、すみずみまでじんわりとした身体感覚です。

 

◇ ”自己の存在感”を実感する

 ヨーガとは、サンスクリット語で”結びつける”という意味です。ヨーガをするということは、”心と体を結びつける”あるいは”統一する”、つまり、”心と体が一体となった経験をする”ということです。〈中略〉

  何かをするということから、ただ存在するだけの状態に切り替えるということは簡単なことではありません。なぜなら、私たちは自己の存在感というものをほとんど尊重しない生活に慣れてしまっているからです。どうやって存在感の中に入るか、あるいはどうやって存在感を見つけるかさえも教えてもらったことはありません。ですから、自己の存在感の中に入っていくためには、何らかの助けが必要になるのです。

 自己の存在感を感じとるためには、注意力や意識を動員しなければなりません。

 『マインドフルネスストレス低減法』6章 心と体をリラックスさせる──ヨーガ瞑想法

 

とはいえ、ちょっとした「成果」を感じると、励みになる一方で、昨日は上手くいったのに今日はダメだった、などと気にし始めたりするのです。

マインドフルネス瞑想法に取り組むにあたって重要な7つの態度を思い出しました。 

③ 初心(ビギナーズ・マインド)を忘れないこと

行うときはいつも、初めて行う気持ちでとり組んでください。前に行ったときの体験にもとづいた余計な期待があると、瞑想に没頭できず、新しい可能性を受け入れられなくなるからです。同じ瞬間というのは、二度と訪れません。

  

「一進一退」を気にするよりも、「一期一会」を心掛けます。 

 

 

マインドフルネスストレス低減法

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