年明け1月6日「新春マインドフルネス瞑想会」に参加しました。
場所は清澄庭園内にある涼亭(りょうてい)という集会施設。東京都選定の歴史建造物に指定されている涼亭は、庭園内の池にせり出すようにして建てられた数寄屋造りの建物です。
昼間であれば、大泉水と一体となった眺望を楽しめる涼亭ですが、瞑想会の開始は夕方の5時過ぎだったので、灯された明かりが暗い水面に映って、また違う趣がありました。
会の主催者は、何度か通っている「お寺でマインドフルネス瞑想」の講師の方です。いつもより時間を長くとり、内容も盛りだくさんでした。
リラクセーションを意識した静坐瞑想で始まり、参加者の自己紹介やマインドフルネスについてのお話の後、呼吸瞑想、休憩をはさんでから、食べる瞑想、書く瞑想、感想のシェアといった流れです。
(休憩時間のあいだに、食べる瞑想のためのミカンが配られました)
書く瞑想(ジャーナリング)は初めてでしたが、とてもおもしろかったです。
まずは、終えたばかりの食べる瞑想の感想を書きましたが、これがいい感じのウォーミングアップになりました。
続いて、新年にふさわしく、
「今年、達成したいこと」を書きます。
発表するわけではないので心のままに、2~3分ほどの時間で、思いつく限りどんどん書いていきます。
次は、「達成したいことを書いてみて、体に感じる感覚」
そして、「今、不安に思っていること」
続いて、「不安に思っていることを読み返したときの、体の反応」
ここまで書いたところで、いつも自分を優しく励ましてくれる「誰か」を思い浮かべます。それは、家族、友人、パートナーなど身近な人や、あるいはペットでも構いません。もしくは面識のない人物、たとえば、松岡修造さんのような応援キャラの有名人でもいいのです。
人物を設定したら、その相手にLINEのようなメッセージアプリで、
「今年、○○を達成したい」と伝えたとして、相手から返ってきた励ましの言葉を想像し、書き起こします。
次に「私は今、こんなことを不安に思っている」と伝え、相手からのメッセージを書き取ります。
私の場合、達成したいことへの励ましのメッセージは、
- きみなら出来る
- わたしがついている
- 失敗しても大丈夫! そばにいる
不安なことに対するメッセージは、
- 思っているほど ひどくない
- いざとなったら 力になる
- ひとりじゃない 助け合える
などなどでした。自分で想像したメッセージなのに、思いのほか胸に響き、じーんとして涙ぐみそうになりました(笑)。
「あと1分、あと20秒…」というように、残り時間をカウントされながら、集中して書いていたので、いつもとはちがう感覚になれたのかもしれません。場の力、同じ時を共有している人たちの力も働いたのでしょう。
先生の解説によれば、このようにして書いた内容を、時間が経ってから読み返すと、また新しい気づきがあるとのこと。なんだか楽しみです。
申し込もうかどうか迷った瞑想会ですが、参加してよかった!と帰り道にしみじみ思いました。