かきがら掌編帖

数分で読み切れる和風ファンタジー*と、読書・心理・生活雑記のブログです。

長い時間をかけて

 

先週の土曜日、予約していた成分献血に行ってきました。

睡眠と食事をしっかりとって、本人確認書類を携え、準備万端で訪れた献血ルームは、近未来的な内装からイメージしていたのとは違い、とても活気がありました。

マスク着用、手指消毒、非接触体温測定、フィジカルディスタンスなど、新型コロナウイルス対策も万全です。

 

初めての献血になるので、スタッフの方から丁寧な説明を受けたうえ、申し込み用紙に記入し、本人確認、献血の副作用や血液の利用目的などについての同意を経て、受付を済ませます。その後、タッチペンで画面に入力する方法で問診票の質問事項に回答しました。

ロッカーに荷物をしまって、全自動血圧計で血圧を測り、ドクターの問診を受けた後、看護師さんが少量の採血をして測定や検査を行います。さらに、初めての成分献血だったので、心電図もとりました。

 

採血前から採血後の休憩時まで、水分補給(なるべく温かい飲み物で・採血前は特に)を強く勧められます。ルーム内には無料のカップ自動販売機が設置されており、「あたたかい」と「つめたい」の他に「ぬるい」があったのには感激しました。「ぬるい」を選ぶと、ホットドリンクがあまり熱くない温度で出てくるので、高温が苦手な猫舌人でもすぐに飲み始めることができて、ありがたい限りです。 

 

成分献血では、成分採血装置を使用して血小板や血漿といった特定の成分だけを分離し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻します。そのため、全血献血なら10分~15分のところ、成分献血は40分~90分と時間がかかりますが、身体への負担が軽い採血方法です。

今回は50分くらいでした。採血用のベッドにはテレビが備えつけられていて、希望すれば雑誌なども読めます。

看護師さんがそばにいて優しく気づかってくれるので、とても心地よかったです。

 

献血を思い立ったときから、繰り返し頭に浮かんできた言葉が「アルブミン」でした。

もう十年以上前のことですが、母が最後の入院をしたとき、腹水を伴う全身性浮腫の症状が現れていました。利尿剤も効かなくなり、容体は悪化していく一方でした。

あれこれ調べて「アルブミン製剤」という血液製剤が有効らしいと知り、

アルブミン製剤を投与してくれないのだろうか……)

実際に投与されて効果を目の当たりにしてからは、

(もっともっと、毎日でも投与してほしい。どうして投与してくれないのだろう)

と、思い続けたものです。

アルブミンアルブミン……と呪文のようにつぶやいていました。

 

重苦しく恨みがましい思いは、長い間、お腹の底に埋まっていたようです。ここにきて再び浮上してきたその気持ちも、自分が献血することで収まるのではないかと期待していました。

けれど、採血ベッドに横になって周りを見渡し、落ち着いた様子で献血している他の人たちを見たとき、湧きあがってきたのは別の感情でした。

あのとき、母に投与されたアルブミン製剤は、生きている誰かの血液から作られたのだということを、情報としてではなく現実として知り、深い感謝を感じたのです。

 

心穏やかに採血を済ませた後は、休憩室でくつろぎながら「鬼滅の刃」のコミック本を読み、アンケート用紙に答え、献血Web会員サービス「ラブラッド」に登録しました。

そして、帰るときたくさんの記念品をもらいました。

 

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けんけつちゃんグッズ(かやおりふきん、洗濯ネット、カードミラー)とお菓子

 

愛の妖精「けんけつちゃん」は献血推進キャラクターで、「チッチ」がそのリーダーです。公式プロフィールによれば、好きな食べ物はソフトクリームで、好きな言葉は、

「ちょっとチクッとしますよ」

献血カードを入れる限定記念カードケースは、チッチがアマビエのコスプレをした「あまびえチッチ」でした。

 

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あまびえチッチは、2020年12月に「爆誕」しました☆彡゜

 

 

 

カズ姐さんのインナーチャイルドワークCD

 

「カズ姐さん」こと、心理セラピスト大鶴和江さんのブログに出会ったのは4~5年前ですが、昨年からはYouTube動画も楽しく興味深く視聴しています。

NLPゲシュタルト療法、交流分析など様々な心理療法を学び、たくさんのセッションと研究を積み重ねて独自の心理手法を開発したカズ姐さんは、セラピストの育成にも力を注いでいるパワフルなかたです。

 

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そのカズ姐さんの誘導音声による、インナーチャイルドワークのCDが販売されていると知って、さっそく購入しました。

イメージの世界で、大人の今の自分が幼い自分の未完了の感情を癒す、という「セルフセラピー」のCDです。まるで、時空を超えた再会の物語のようなワークを行えます。

 

約20分のCDですが、設定とストーリーの概略は以下のような感じです。

  1. 主人公である「大人の私」は、子供時代の自分自身を癒すという意思を持ち、ゆっくりと歩きだします。
  2. 「扉」が見えてきました。「扉」を開くと、その向こうには子供のころの自分が待っています。
  3. 「あなたに会いに来たよ」と挨拶し、その子の気持ちを、否定や説明などをせずそのまま受けとめ、必要とする言葉をかけてあげます。
  4. その子がしてもらいたかったこと、やりたくても我慢していて出来なかった願いをかなえてあげます。願うことがすべてかなう自由な空間で、ふたり一緒の時間を満足するまで過ごします。
  5. お別れの時間が来ました。「大人の私」は「子供の私」を抱きしめて、この子のあたたかいぬくもりを感じます。
  6. 「また会いにくるよ」「いつでもそばにいるよ」と伝えて別れを告げ、ふたたび「扉」を開けて、現実の世界に戻ってきます。

 

ゲシュタルト療法を学んでいたとき、ワークのなかでインナーチャイルドが現れることは何度かありましたが、自分から会いに行くというのは初めてです。

雲をつかむような気持でスタートしましたが、要所要所で問いかけられる──、

  • その「扉」はどんな形や色をしていますか?
  • その子供の服装、姿勢、表情は?
  • あなたはその子を見て、何を感じていますか?(などなど……)

という、具体的な質問の数々にイメージが喚起されて、いつのまにかその世界に入り込んでいました。 

 

私の心に浮かんだ「扉」は、生まれ育った家の玄関の引き戸です。昭和時代の、すりガラスのはまった格子戸で、向こうから明るい日が差していました。

「扉」を開くと外は細長い庭です。幼いころの私はしゃがみこんで、地面の草花をながめています。

(さっきからずっと、おかあさんを待っている)ところでした。

庭で洗濯物を干す母のそばで、よくひとり遊びをしていたと聞いたことがあるので、伝聞記憶の姿なのかもしれません。

その子を見て私は、とても小さくて無力だと感じました。

 

CDの誘導に沿って、子供のようすを観察してみると、向こうも私を観察していたのが、なんだか可笑しくて印象的でした。

「子供の私」は、ずいぶんと寂しがっていて、さらに、その寂しさを我慢していました。

私は3人きょうだいの真ん中で、幼いころは祖母が同居していました。同じ敷地内に伯父の一家も住んでおり、にぎやかな環境で育ったのですが、それとは別に、1対1の安心したつながりを求めていたようです。

 

カズ姐さんが語りかけてきます。

大人のあなたが、この子に必要な言葉を言ってあげましょう。たとえば、こんなふうに……

 生まれてきて、よかったんだよ

 もう、がまんしなくていいんだよ

 いい子の振りをしなくてもいいんだよ
  :
  :
  :
 今まで、よくがんばってきたね

 つらいことがあっても、ひとりでがまんしなくていいんだよ

 いつも大人の私が、あなたのそばで気持ちを受けとめてあげるよ 

 

ワークのコアの部分です。涙が止まらなくなりました。

様々な幼少期を過ごした子供たちに向けられた、いくつもの言葉のなかで、ひときわ胸を打つものがあり、それが私自身の未完了の感情と深く関わっているのだとわかります。

「我慢強い」や「聞き分けが良い」は、子供時代の私にとって嬉しいほめ言葉でした。

我慢自体が悪いわけではありませんが、程度問題ですよね。

カズ姐さんの言葉を聞いているうち、自分でも、この子にかけてあげたい言葉が浮かんできました。

言語化」することは、理解につながります。

 

その後の、「子供の私」の願いをかなえてあげる時間は、なんでもありのフリータイムです。お店に並んでいるのを見て、ずっと欲しかったのに、お年玉をもらって買いに行ったら売り切れていたおもちゃがあります。そのおもちゃを一緒に買いにいって、そのおもちゃで一緒に遊びました。

 

インナーチャイルドワークは繰り返し行うことで、癒しが深まっていくワークです。

私はひと月ほど続けていますが、内容は変化したり、元に戻ったりしています。かなり心のエネルギーを使うので、「扉」を開ける前後に寝落ちして、「ワークを終了します」というカズ姐さんの声で目を覚ます、ということも少なからずあります。

 

ちなみに、

カズ姐さんご自身のインナーチャイルドは、かつて「虚ろな目をしていた」らしいのですが、今では、北海道美瑛町の広大な花畑で、ゾウさんのお鼻の形をした赤いジョウロを持って水をかけながら、元気いっぱい走り回っているそうです。

 

その光景を描いたイラストが、CDのジャケットになっています。

 

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幼い自分に出会うインナーチャイルド瞑想(株式会社 ユアエクセレンス

 

ameblo.jp

 

 

 

献血とチョコレート

 

新型コロナウイルスの影響で、企業や大学、イベント会場などの団体献血が中止・延期になり、血液が不足していると聞きました。

パソコンに向かったとき、ふとそのことを思い出し、あれこれ献血ルームの情報をネット検索した直後、はてなブログを開くと、こちら↓↓↓の記事が目に飛び込んできました。

 

bob0524.hatenablog.com

 

「招待された」ような感じです。

最寄り献血ルームの受付時間を見ると、会社帰りでは間に合わないので、行くとしたら土曜日。たまたまお墓参りなどの用事があって、2週間後にようやく電話で予約の問い合わせをしました。私の場合、年齢と体重(聞かれます!)から「成分献血」を勧められたのですが、時間がかかる方法のため1日に受け付けられる人数に限りがあり、予約が取れたのは希望日より少し先になりました。

 

20代は低血圧で献血できませんでした。長い年月を経て、今は逆に高血圧でひっかからないか心配ですが、無事に献血できたら嬉しいです。

翡翠輝子さま、ありがとうございます。

そして、“You made my day.”

 

bob0524.hatenablog.com

 

↑↑↑こちらの記事で、初めて知った言葉です。

“You make my day.”は、直訳だと「あなたが私の一日を作る」ですが、海外ではちょっとしたタイミングでよく使われるそうです。

たとえば、おいしいコーヒーを淹れてくれたお店の人や、すてきなお話を教えてくれた相手に、

「あなたのおかげで、今日一日が良い日になりました」

という、感謝の気持ちを伝えるフレーズです。いい言葉ですね♡

 

思えば、ひんぱんではないけれど定期的に会っていた友人知人との交流も激減し、心のエネルギーが不足しがちです。そういう日々のなか、ネットを通じて出会う「購読中のブログ」の新着記事が、私の一日を作ってくれるのです。

 

このあいだも、『貼り絵日記』のチャーコさんが、とてもかわいいカエルの付箋を紹介されていて、しばらく見入ってしまいました。 

 

harienikki.hatenablog.com

 

私も、かわいいカエルさんを探して、発見したのがこれ↓↓↓です。

 

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「ル・ショコラ・デ・フランセ」というパリのチョコレートブランドで、お洒落な赤いカエルがブランドアイコンになっています。アートスクールで知り合った、チョコレート好きの男性3人組が立ち上げたブランドだそうです。

 

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3種アソート(ミルク、ダーク71%、ダーク・塩)をお取り寄せしてみました。

独創的で楽しいパッケージデザインは、フランス中の数々の現役アーティストによって作られています。オーガニックの素材を多く取り入れた、環境と体に優しいチョコレートです。

平日ではもったいないので、休みの日にゆっくり味わって食べました。

チャーコさん、“You made my day.”

 

 

 

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(包み紙の裏側にも、赤いカエルさん)

 

 

 

マインドフルネスストレス低減法(8週目とその後)

 

8週目では、自分の状況に合わせて、独自のプログラムを作っていきます。静座瞑想法、ヨーガ瞑想法、ボディスキャンのうち1つだけを選んでも、あるいは、いくつかを自由に組み合わせてもかまいません。

私の場合、7週目とほぼ同様の内容で、平日は30分の静座瞑想に加えて、マインドフル・ヨーガの座位と立位を交互に行い、時間的余裕のある休日には、音声誘導のCDを使ってボディスキャンなどを行いました。第7週はCD不使用だったので、久しぶりに聴く甲斐田裕子さんのナレーションに、とても癒されました。

 

 第八週は、私たちのトレーニング・プログラムの最終週であると同時に、あなたなりのトレーニングを始める最初の週でもあります。私たちは、第八週を”終わり”というより、”始まり”だと考えています。第八週はこのあとに続く人生のあいだ中、続くものなのです。本書の指示が終わったからといって、瞑想トレーニングが終わるわけではないのです。今度は、運転席に座るのはあなたなのです。今までの七週間、規則正しくトレーニングを続けてきた人なら、これから先、自分で自分を導いていく力は十分に身についているはずです。”正式なトレーニング”と”ふだんのトレーニング”を通じてつちかった注意集中力を、より高めて、これからの人生で直面するさまざまな状況にうまく対処していってください。

 『マインドフルネスストレス低減法』8章 プログラムをどう組みたてるか

 

8週間のトレーニング・プログラムを終了し、生活にマインドフルネス瞑想が定着しつつあります。今や瞑想は、自分の中で「娯楽・趣味」の範疇に入った感じです。 

思えば、坐蒲(ざふ:瞑想用のクッション)を購入するにあたり、いろいろ調べたり選んだりするのが妙に楽しかった時点で、かなり趣味感覚でした。瞑想の効果はいろいろ挙げられていますが、「新しい趣味」は思いがけない収穫です。

 

それ以外に、自覚している大きな変化はありませんが、『マインドフルネスストレス低減法』の著者であるジョン・カバットジン博士も、

「瞑想中に突然、新しい見方が開けるといった劇的な体験をする人」もいるが、一般的には「変化は、劇的にやってくるというより、ほんのすこしずつ深まっていくことのほうが多い」と説明しています。

「あなたは、誰かのようになることはできません。人は、”より自分らしくなる”ことしかできないのです」

という言葉には、真実の重みがあります。

 

とはいっても、今までとはちょっと違うと感じる出来事はありました。

先日、仕事で立て続けにミスをしてしまったのですが(より自分らしくなった?)、事態を収めたあと、メンタルの立ち直りが意外なほど早かったです。以前なら数日間は、くよくよ凹むケースでした。

 

ものごとにとらわれやすい性格なので、「マインドフルネス瞑想に取り組むにあたって大事な7つの態度」のなかの「(7)とらわれないこと」に出てくるお話は身に沁みました。

インドで猿をつかまえるときの方法、というお話です。

ハンターは椰子の実の殻に、猿の手が通るくらいの穴をあけ、中にバナナを隠しておきます。その「罠」をワイヤーで木の幹に固定しておくと、猿がやってきて穴から手を突っこんでバナナをつかみます。

この穴は、バナナを握った手では通れない大きさに作ってあるので、「罠」から自由になるには、バナナを手放さなければなりません。けれど、ほとんどの猿は、バナナを手放そうとしないのです──。

私の中にも、「罠」にかかったままの猿がいるようです。それも多分、1匹や2匹ではありません。少しずつ、解放してあげたいと思います。

 

さて、歩行瞑想についてちょっとした発見がありました。

本当なら、室内で十分に練習してから、外を歩こうと考えていたのですが、なかなか時間が取れないので、とりあえずぶっつけ本番でやってみることにしたのです。

すると、何年か前に、

『反応しない練習──あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』
(草薙龍瞬:作 KADOKAWA 2015年)

 という本を読み、歩行瞑想を試みて挫折したことを思い出しました。

足の裏の感覚に意識を向けながら歩き、同時に「右、左、右、左…」と心のなかでラベリング(言語化して認識)するというやり方です。

 

今なら思い当たるのですが、私はとっさに左右を認識して反応することができない「クロスドミナンス(左右盲)」で、そもそもラベリングの「右、左」と、実際の足の感覚が結びつかないこと自体がストレスだったのです。

箸を持つ手が左だった私は、

「右手はお箸を持つほうの手、左手はお茶碗を持つほうの手」

と幼稚園で教わり、左右の初期設定が混乱しました。

そこで、「右、左…」の代わりに「茶碗、箸、茶碗、箸…」とラベリングしながら歩行瞑想してみたら、おもしろいくらいスムーズでした。速足のときは「ちゃわんはしちゃわんはし…」とアップテンポしますが、左右がずれると、その瞬間に体感で気づきます。

言葉と体の感覚が一致しているというのは、こんなにも自然で楽なことなんですね。

 

やってみる前は、慣れない歩行瞑想をしながら通りを歩いて、自転車や歩行者にぶつかったりしないか心配だったのですが、大丈夫でした。むしろ、あれこれ考えごとをしながら歩いているときのほうが、まわりが見えていません。

これは歩行瞑想が、一点集中型の「サマタ瞑想」ではなく、今この瞬間に自分の心と体が経験していることに気づき、ありのままを観察していく「ヴィパッサナー瞑想」だからなのだと思います。

こういうことを調べるのも、趣味だと楽しいです。

 

 

マインドフルネスストレス低減法

マインドフルネスストレス低減法

 

 

 

 

マインドフルネスストレス低減法(7週目)

 

第7週は、静座瞑想法・ヨーガ瞑想法・ボディスキャンなどを自由に組み合わせて、45分間の総合トレーニングを行います。

どういうふうに組みあわせるかは、あなたの自由です。三十分のヨーガに続いて十五分間の静座瞑想を行ってみたり、二十分静座瞑想を行い、また別の時間に二十五分間のヨーガを行ってみたり、自分でいろいろ試しながら、一番いい組みあわせ方を見つけてください。

 『マインドフルネスストレス低減法』8章 プログラムをどう組みたてるか

 

CDブック『マインドフルネス瞑想ガイド』でも、7週目は「CD不使用」となっています。

これまで音声ガイドの誘導にしたがっていればよかったので、「あなたの自由です」というのは、何となくプレッシャーでしたが、実行してみたら、案外やりやすかったです。

マインドフルヨーガと30分の静座瞑想を続けて行っています。週末にかけて余裕があれば、ボディスキャンや歩行瞑想も加えたいです。

ヨーガは本に載っているイラストを見ながらですが、その時点の自分のペースに合わせられるので、気分よく集中することができました。

静座瞑想の方は、ほんとうに長~く感じます。さまよう心を呼吸に引き戻し、眠気と闘い、ただただ30分間を過ごしています。それでも、去年の8月末に「三分間呼吸空間法」を始めたときからすれば、ずいぶん慣れてきたものだなぁと、感慨深いです。

 

さて、

令和3年が始まりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

お正月を迎えるにあたって、なにか縁起のいい画像が欲しくなり、近所のお店の前に立っている「カエルの置き物」を撮りました。

カエルは「帰る、返る、変える」ということで、無事帰る、お金が返ってくる、変化(開運)など、縁起のいい生き物と言われています。

 

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なぜか顔が傷だらけで、ファイター系・ホラー系な感じもしますが、

表情は明るいです☀ 

 

元日から2日は、身内といっしょに新年を祝いました。

「最近、瞑想をしている」と話すと、

「なにそれ、あやしい」とか「勧誘しないで」など、散々な言われようでした。

「いやいや、瞑想といっても、マインドフルネスというものだから──」

「ちゃんと科学的根拠や医学的なデータもあってね──」

説明すればするほど、疑惑は深まるばかりだったです……。

 

そういう逆境のなか、1人になれる時間を作って静座瞑想をしたのですが、いつもより緊張感があるためか、睡魔に襲われることもなく、とても集中できました。

 

そして帰り道、地元警察署の前を通ると、大きなカエルさん発見!

警察署の正面入り口を撮影するのは、ちょっとはばかられたのであきらめましたが、ホームページに画像があったので引用します。

 

 千住警察署 警視庁

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引用元「警視庁ホームページ」

 

自分が望む方向へ、迷わず向カエル年でありますように!

 

 

マインドフルネスストレス低減法

マインドフルネスストレス低減法

 

 

 

マインドフルネスストレス低減法(5~6週目)

 

第5週と第6週は、すこし長めの静座瞑想法(45分くらい・CDでは36分)と、立った姿勢のマインドフルヨーガを1日おきに行います。

ヨーガ瞑想法については、様子を見ながら、ボディスキャンや横になった姿勢のマインドフルヨーガに替えてもOKです。

 

静座瞑想は、座ったままずっと自分の呼吸にだけ意識を集中する、あるいは、注意を呼吸以外のもの、たとえば体の感覚、音、思考などに集中して観察する、というやり方で行います。また、何に対しても注意を向けず、ひたすら客観的に事態を見守るという方法もあります。

どの方法をとっても、心がさ迷いだしたことに気づいたら、今ここにいる自分に注意を引き戻す、という点は変わりありません。

CDの音声ガイドでは、呼吸→体の感覚→音→考えや思い…というように意識の範囲を広げながら、バランスよく誘導してくれるので、安心してついていけました。

 

静座瞑想の姿勢ですが、各種あります。

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『マインドフルネスストレス低減法』静座瞑想の姿勢

 

私は「C」で行っています。割座(わりざ)・ペタンコ座り・ヨガではヴィラーサナ(英雄坐)と呼ばれる坐法に近い姿勢です。

坐蒲(ざふ)という丸形のクッションも購入しました。黒ビロード生地で中にパンヤが詰まっています。白い部分は名前を書く場所なのですが、このラインが「正面(顔)」という感じがして、なんとなくかわいいです。

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立った姿勢で行うマインドフルヨーガは、日頃から運動不足の身にはけっこうきつかったです。昔々、体育の授業や部活でやった「空気椅子」がありました。これも「椅子のポーズ」というヨガポーズなんですね。

ヨーガの日には、別に20分間呼吸に集中する静座瞑想を加えました。

 

長めの静座瞑想の日に組み合わせるのは、「歩行瞑想法」です。

◇歩行瞑想の行い方

 歩行瞑想法は、歩くという体験に意識的に注意を向けるトレーニングです。足の感覚、あるいは体全体の動きに注意を集中します。歩きながら、呼吸に注意を向けることもできます。
 歩行瞑想法は、まず地面に着けたほうの足に十分に注意を集中することから始まります。地面に着いた足に徐々に体重がかかり、それにつれてもう一方の足が上がり、前方に動き、また地面に降ります。この動きがくり返されるわけです。これまでにご説明した方法と同じように、歩行瞑想法でも、心が足から離れたり、歩いているという感覚から離れてさ迷いだしたことに気がついたら、すみやかに意識を歩くことに戻してください。歩いているときは、周りの景色を眺めたりせずに、視線を前方に固定してください。これは、集中力を高めるためです。また、足先を見て歩くのもいけません。見ていなくても、足は勝手に歩いてくれます。歩行瞑想法は外部の観察ではなく、歩くという、自分の内部に生じてくる感じを観察する力を養うためのトレーニングなのです。〈中略〉

できれば、自分の部屋やリビングなど、ほかの人の目を気にせずに歩ける場所を見つけてください。そして、自分の注意を最大限に集中できる速度で歩いてください。だいたい、普通に歩くときよりすこし遅めが目安となります。


 『マインドフルネスストレス低減法』7章 日常生活の中で、自分をとり戻す──歩行瞑想法

 

自室コンパクトルームの端から端まで、行ったり来たりしています。ゆっくり歩くのは、思いのほか体がふらつくので、バランスを取ろうとして上半身に力が入るのでしょうか、肩が凝りました。

 

そこで思い出したのが、20年ほど前にカルチャーセンターで受講した、椅子に座って行う坐禅の1日講座です。

講師は禅宗の僧侶の方で、「歩く坐禅」というものも教わりました。

もう記憶もおぼろげのため、あらためて調べてみたら、坐禅坐禅の合間に行う「経行(きんひん)」というものでした。経行は、臨済宗では小走りに、曹洞宗ではゆっくり歩く、とのことなので、あのときの先生は曹洞宗の方だったようです。

 

曹洞宗では、一息半歩(いっそくはんぽ)と言われ、一呼吸の間に半足分進むというペース。息を吸いながら足を上げ、足の甲の半分ほど前に進み、息を吐きながら徐々に体重を移していくという歩き方です。

その際、手は「叉手(しゃしゅ)」といって、左手の親指を中にして握りこみ、右手のひらを重ねて、みぞおちのあたりに当てます。腕というのは意外に重いですから、下に垂らしているより楽かもしれません。(楽だからではなくて作法ですが……)

 

歩行瞑想はコツをつかめば、日常生活の中に取り入れることができるので、楽しみにして練習を続けたいと思います。 

 

 

マインドフルネスストレス低減法

マインドフルネスストレス低減法

 

 

 

マインドフルネスストレス低減法(4週目)

 

第4週は引き続き、ボディスキャンとヨーガ瞑想法を1日おきに行います。

座って呼吸に注意を集中する静座瞑想は、時間を15分から20分に延ばし、「ふだんの瞑想トレーニング」の方は、

・毎日1回、嫌だったことや、ストレスを感じたことについて意識する

に変わりました。

記録の仕方は3週目の「うれしいこと」と同様で、1週間のカレンダーを作り、
①どんな体験だったか、②それが起こっているあいだ注意を集中できていたか、③そのとき自分の体がどんな感覚を味わったか、④どんな思いや感情がわきあがってきたか、そして、⑤それは自分にとってどんな意味を持っていたか、という5項目を記入します。

 

「うれしいこと」と違い、今回はネタに困ったりしないだろうと思いましたが、予想通りでした(笑)。

意識して記録することで、ストレスを強化してしまわないか、少し心配だったのですが、実行してみるとそうでもなく、むしろ、嫌な出来事と距離を置いて「観察する」ための練習をしている感じです。

5つもの項目を心のなかでチェックしていると、否定的な思考や感情にはまり込んでいる暇がありません。

 

マインドフルヨーガにもだんだん慣れてきました。

ひとつのポーズが終わると、充分に「間」を取って、体と心の感覚に意識を向けるので、その際に何となくですが、自分との一体感や全体性を感じます。

湯舟につかっているような、すみずみまでじんわりとした身体感覚です。

 

◇ ”自己の存在感”を実感する

 ヨーガとは、サンスクリット語で”結びつける”という意味です。ヨーガをするということは、”心と体を結びつける”あるいは”統一する”、つまり、”心と体が一体となった経験をする”ということです。〈中略〉

  何かをするということから、ただ存在するだけの状態に切り替えるということは簡単なことではありません。なぜなら、私たちは自己の存在感というものをほとんど尊重しない生活に慣れてしまっているからです。どうやって存在感の中に入るか、あるいはどうやって存在感を見つけるかさえも教えてもらったことはありません。ですから、自己の存在感の中に入っていくためには、何らかの助けが必要になるのです。

 自己の存在感を感じとるためには、注意力や意識を動員しなければなりません。

 『マインドフルネスストレス低減法』6章 心と体をリラックスさせる──ヨーガ瞑想法

 

とはいえ、ちょっとした「成果」を感じると、励みになる一方で、昨日は上手くいったのに今日はダメだった、などと気にし始めたりするのです。

マインドフルネス瞑想法に取り組むにあたって重要な7つの態度を思い出しました。 

③ 初心(ビギナーズ・マインド)を忘れないこと

行うときはいつも、初めて行う気持ちでとり組んでください。前に行ったときの体験にもとづいた余計な期待があると、瞑想に没頭できず、新しい可能性を受け入れられなくなるからです。同じ瞬間というのは、二度と訪れません。

  

「一進一退」を気にするよりも、「一期一会」を心掛けます。 

 

 

マインドフルネスストレス低減法

マインドフルネスストレス低減法