かきがら掌編帖

数分で読み切れる和風ファンタジー*と、読書・心理・生活雑記のブログです。

うれしいプレゼント

 

今年、職場のIさんがご家族と家庭菜園を始められ、収穫されたばかりの野菜をいただく機会がたびたびありました。普段は限られたレパートリーのルーティンで自炊している私にとって、毎回うれしいサプライズプレゼントでした。

 

最初にいただいたのは、ナスと辛くない品種のししとう

ラタトゥイユ風にトマトソースで煮込みました。

 

ナスとししとうのトマトソース煮 2023/07

 

その後も「間引きニンジン」という、いわばヤングコーンのニンジン版で、葉っぱがふさふさとついたかわいいミニ・ニンジンや、長ーいナス、カラフルなミニトマトなど、目にも楽しいさまざまな野菜をいただきました。

そして、ピーマン。

一見ししとうのような細長い品種、丸っこいフォルムの品種などの詰め合わせが、あまりに愛らしくて、仕事そっちのけで、素材を活かしたシンプルレシピをネット検索した結果、見つけたのがこちらです。

 

bazurecipe.com

 

料理研究家リュウジさんの「丸ごとピーマンのおひたし」。

ピーマンを丸ごと耐熱容器に並べて、酒大さじ1杯をふりかけ、ふわっとラップをして電子レンジでチンするだけ。かつお節とめんつゆの味つけで、タネやヘタまで食べられます。おいしさと調理の簡単さに感嘆して、Iさんにレシピを渡したら、たいへん喜ばれました。

しかし、ひとつだけ注意点があります。

レンジ加熱が終わった後、早めに取り出さないと、ふんわりかけたはずのラップがピッチリ張りついて、せっかくのかわいいピーマンがぺっしゃんこになってしまうのです。

 

ぺっしゃんこピーマン 2023/10

 

実りの秋には、里芋や大根をいただきました。

里芋のなかには、大きな種芋も入っていて、調理法を調べると「バターしょうゆ炒め」がよさそうなので作ってみました。

里芋の皮は、ぐるりと切り目を入れてから、ラップしてレンチンすると、手で容易にむけます。熱いのでキッチンペーパーで包むようにしてむきました。

「バターしょうゆ炒め」ではありますが、最初はオリーブオイルなどで炒め、バターとしょうゆは仕上げに加えます。

 

大野里芋のバターしょうゆ炒め 2023/10

 

この里芋は「大野芋」というブランド品種と聞きましたが、今まで食べたなかでいちばんおいしい里芋でした。

 

大根はやわらかい皮ごと切って炊き込みごはんにしました。みずみずしい大根の葉を、山盛りでトッピングして──。

 

大根の炊き込みごはん 2023/11

 

この記事を書いているあいだにも、立派に育った甘いニンジンや、まるで茎が長いブロッコリー?というハイブリッド野菜「スティックセニョール」などをいただきました。

 

スティックセニョール

 

ニンジンは、丸ごとのせて炊飯するだけという「丸ごとニンジン炊き込みごはん」にしようと思っています。

 

おかげさまで、今年は健康的で彩り豊かな食卓につくことができました。

野菜を受けとるたびに感じたのですが、収穫されたなかでも特に良いものを、きれいに土を拭い、あるいは洗ったうえで、きちんとラッピングして手渡してくださることが、美しいな、ありがたいな、と心に沁みました。

 

Iさんに感謝の気持ちを表したい、でも、いかにも「お返し」というのはなんですから、クリスマスに焼き菓子のギフトボックスを贈ろうと思いました。

かわいいカードを添えて…と考えていたら、相互読者のりおさん(id:ballooonさん)がすてきなイラストを描いていらっしゃったので、それとなく(笑)お願いしたところ、とても快くOKしてくださいました。

りおさん、ありがとうございます。

 

from-the-sky.hatenablog.com

 

プリントしたこちらのカード⤵

 

サンタきんちゃ君のクリスマスカード(絵:マサキリオさん)

 

イラストに合わせてカットし、裏面にメッセージを書きました。

Iさんにおかれましては、「きゃー、かわいい♡」と喜んでくださり、とてもうれしかったです。