今年、職場のIさんがご家族と家庭菜園を始められ、収穫されたばかりの野菜をいただく機会がたびたびありました。普段は限られたレパートリーのルーティンで自炊している私にとって、毎回うれしいサプライズプレゼントでした。
最初にいただいたのは、ナスと辛くない品種のししとう。
ラタトゥイユ風にトマトソースで煮込みました。
その後も「間引きニンジン」という、いわばヤングコーンのニンジン版で、葉っぱがふさふさとついたかわいいミニ・ニンジンや、長ーいナス、カラフルなミニトマトなど、目にも楽しいさまざまな野菜をいただきました。
そして、ピーマン。
一見ししとうのような細長い品種、丸っこいフォルムの品種などの詰め合わせが、あまりに愛らしくて、仕事そっちのけで、素材を活かしたシンプルレシピをネット検索した結果、見つけたのがこちらです。
ピーマンを丸ごと耐熱容器に並べて、酒大さじ1杯をふりかけ、ふわっとラップをして電子レンジでチンするだけ。かつお節とめんつゆの味つけで、タネやヘタまで食べられます。おいしさと調理の簡単さに感嘆して、Iさんにレシピを渡したら、たいへん喜ばれました。
しかし、ひとつだけ注意点があります。
レンジ加熱が終わった後、早めに取り出さないと、ふんわりかけたはずのラップがピッチリ張りついて、せっかくのかわいいピーマンがぺっしゃんこになってしまうのです。
実りの秋には、里芋や大根をいただきました。
里芋のなかには、大きな種芋も入っていて、調理法を調べると「バターしょうゆ炒め」がよさそうなので作ってみました。
里芋の皮は、ぐるりと切り目を入れてから、ラップしてレンチンすると、手で容易にむけます。熱いのでキッチンペーパーで包むようにしてむきました。
「バターしょうゆ炒め」ではありますが、最初はオリーブオイルなどで炒め、バターとしょうゆは仕上げに加えます。
この里芋は「大野芋」というブランド品種と聞きましたが、今まで食べたなかでいちばんおいしい里芋でした。
大根はやわらかい皮ごと切って炊き込みごはんにしました。みずみずしい大根の葉を、山盛りでトッピングして──。
この記事を書いているあいだにも、立派に育った甘いニンジンや、まるで茎が長いブロッコリー?というハイブリッド野菜「スティックセニョール」などをいただきました。
ニンジンは、丸ごとのせて炊飯するだけという「丸ごとニンジン炊き込みごはん」にしようと思っています。
おかげさまで、今年は健康的で彩り豊かな食卓につくことができました。
野菜を受けとるたびに感じたのですが、収穫されたなかでも特に良いものを、きれいに土を拭い、あるいは洗ったうえで、きちんとラッピングして手渡してくださることが、美しいな、ありがたいな、と心に沁みました。
Iさんに感謝の気持ちを表したい、でも、いかにも「お返し」というのはなんですから、クリスマスに焼き菓子のギフトボックスを贈ろうと思いました。
かわいいカードを添えて…と考えていたら、相互読者のりおさん(id:ballooonさん)がすてきなイラストを描いていらっしゃったので、それとなく(笑)お願いしたところ、とても快くOKしてくださいました。
りおさん、ありがとうございます。
プリントしたこちらのカード⤵
イラストに合わせてカットし、裏面にメッセージを書きました。
Iさんにおかれましては、「きゃー、かわいい♡」と喜んでくださり、とてもうれしかったです。