かきがら掌編帖

10年あまり通っていた童話教室で「宿題」として書いたものに加筆修正して載せています。

カバンが重い

今週のお題「カバンの中身」

 

毎日持ち歩いているショルダーバッグが重い。 

勤め先の近くに引っ越して、「電車通勤中に読むための本」が荷物から減ったけれど、そのわりに軽くはならなかった。

 

中身を確認してみると、以前に整理したこともあって、特に意外な物は入っていない。

 財布(2つ)…現金&各種カード用とクレジットカード用

 携帯電話(2つ)…通話専用ガラケーと格安スマホ

 スマートフォン充電用のマイクロUSBケーブル

 メガネ…コンタクトレンズを使っているけれど、痛くなってはずしたりしたときのため

 化粧ポーチ…最低限のメイク用品と目薬

 医薬品…鎮痛薬、胃痛薬、ばんそうこう

 ハンカチ、ティッシュ、マスク、メモ帳、部屋の鍵、マイバッグ、

 パワーストーンのお守り

 

書き出してみて気づいたのは、予備としての物が多いこと。

携帯電話の2台持ちは、通信費削減の結果だから別として、

財布は、よく使う現金とクレジットカードとを分けておいたほうが、落としたときの被害が少なそう、と考えたから2つになった。

ハンカチ、ティッシュペーパーも忘れたり切らしたりしたとき用に2つずつ、薬も効き目の強弱で2種類ある。

 

心配性といってしまえば、そのとおり。なにかあったとき、不便を感じたり、我慢したりするのがイヤなのだと思う。

不安を解消するための予備が、カバンを重くしていた。

 

「我が物と思えば軽し笠の雪」というけれど、自分の安心のためと思えば、カバンの重さも苦にならなくなるのだろうか。

どうだろうか……?