かきがら掌編帖

数分で読み切れる和風ファンタジー*と、読書・心理・生活雑記のブログです。

時たまダウジング

 

たまに、ワンオラクルといって、タロットなどのカードの1枚引きをします。何かを占うというより、引いたカードをフォトフレームに入れて飾り、アート的に楽しむことが多いです。

引き方は、普通にカードを切りながら、偶然すべり落ちたり飛び出したりするカードを待つ、というジャンピングカード方式でやっていたのですが、腱鞘炎で手が痛みやすくなったため、別の方法はないかと考えました。

そこで浮かんだのが「ダウジング」。

 

以前、ダウジングを題材にして掌編を作ったことがあり、いつかやってみたいと思ったものの、そのままになっていました。

toikimi.hateblo.jp

 

まずは入門書的な本を探して、見つけたのがこちらです。↓↓↓

ダウジングって何ですか?』

作/加藤展生、田口ランディ 発行/ホノカ社(2017/12)

JSD日本ダウジング協会会長でプロ・ダウザーの加藤展生さんと、作家の田口ランディさんとの共著です。

 

そもそも、ダウジングとは?

 ダウジングとは、ペンデュラム(振り子)やLロッドなどのツールを使って、自分の潜在意識と対話する技法です。ツールを動かしているのは、あくまで手の筋肉ですが、その動きは無意識によって作られ、まるでインターネットで情報を引き出すように、潜在意識から超意識と呼ばれる領域へもアクセスしていると考えられています。

 

その起源は、水を探すこと

 木の枝で水脈を探す行為が、ダウジングの起源だと考えられています。

 有史以前の洞窟の壁画や発掘された道具にもダウジングの痕跡が残っていますし、もっとも古い記述としては、紀元前5世紀の中頃、「歴史の父」として知られる古代ギリシャの歴史家ヘロドトスが、黒海北部のスキタイを放浪していた際、Y字ロッド(Yの形をした木の枝)で水脈を探索している人たちに出くわし、その様子を書き残しています。

 

田口ランディさんは、ご自身が開催されている文章創作講座でダウジングを取り入れているそうです。講座でダウジングを使うのは、何かを当てるためではなく、潜在意識を活性化してもらうため、まず遊ぶことで童心に帰ってもらうため、だといいます。

文章を書く上で、いちばんの障壁は「うまく書かなければいけない」というプレッシャーなんです。

という言葉、たしかに!と思いました。

受講者の方にはダウジングについて、「自分で動かしていい」「これは超常現象ではない」と強調した上で、

  • 質問は明確に
  • 聞く相手には名前をつけて
  • 誰に何を聞きたいのかはっきりさせる

など、潜在意識と安全につながるためのプロテクト方法を伝えているとのこと。

 

北米を代表するダウザーであるスーザン・コリンズさんのダウジングプロトコルダウジングを行うとき一定のプロセスを踏むルーティン)も紹介されていました。世界中で多くのダウザーが採用しているというプロトコルは、11のステップにわたる厳密な内容です。

ダウジングの世界は奥が深く、場合によっては様々なリスクがともなうようですが、ゲーム感覚で安全に楽しむこともできるので、私はそちらの路線で行こうと思います。

 

はじめてのダウジング

「ペンデュラム」という振り子を使います。

ペンデュラムがなくても、キーホルダーやペンダントで代用できますし、五円玉を2~3枚重ねて紐を通したものでもかまわないそうです。

私は、モルダバイトという天然ガラスのカービングで、アンク(エジプト十字)の形をしたものに紐を通して使うことにしました。

①ペンデュラムの持ち方

ペンデュラムは利き手で持つ。

親指と人差し指でつまむようにコード(紐)を持ち、中指を添えてそれを支える。持つ位置の目安は、先端部分から指3本程度。

肘は90度に曲げ、手首はストレートにしてリラックスし、どの方向にも平等に動きやすいように調節する。

 

②ペンデュラムを動かしてみる

まずはペンデュラムを持つ手を動かし、意図的に縦揺れを起こす。

さらに「時計回りに動いて」「縦に揺れて」「止まって」と語りかけながら自由に動かしてみる。

その後、

A「時計回り」
B「反時計回り」
C「左斜め」
D「横」
E「右斜め」
F「縦」

A~Fまでの動きをペンデュラムに覚えさせる。最初は手で動かしてもかまわない。

 

③YES/NOサインの決定

「YESのときの動きを示してください」

「NOのときの動きを示してください」

とペンデュラムに頼んで、動きを確認し、メモなどにとって覚えておく。

動きが決まったら、

「私は、女性ですか?」

「私の名前は、〇〇ですか?」

などと、答えが明らかな質問をして、YES/NOサインを正しく示すか確認。

このチューニングがうまくいかなければ、プログラミングと言って、YES/NOの動きを自分で決め、ペンデュラムに覚え込ませる。

 

④質問して答えを得る

ペンデュラムに質問をして、その動きによってYES/NOを判断する。

「不明確な動きは、どちらも示していない」と、とらえる。

最後に、感謝と共に終了。

 

私の場合、YES/NOサインのチューニングがうまくできなかったので、YESは縦揺れ、NOは横揺れと、自分で決めました。

ワンオラクルのやり方は自己流で、

カードをふせたまま3つの山に配り分け、それぞれの山の上でペンデュラムをかざして、

「この山のなかに、目当てのカードがありますか?」

と質問する。ペンデュラムがYESを示した山を、さらに3つに分けて同じ質問を繰り返し、最後の1枚になるまで続ける──という手順です。

もっともペンデュラムが動く感覚はなく、上にかざして何となくYESかな?と思ったら縦に、NOかな?と思ったら横に、自分で動かしました。

こんなに適当なダウジングだったにもかかわらず、引いたカードには胸に響く納得感があり、うれしい驚きでした。

ダウジングでワンオラクルをやったのはまだ2回だけで、直近のカードは「Healing」(癒し)です。

 

 

このカードは、タロットではなくオラクルカードと呼ばれるものですが、絵がシンプルであたたかみがあり、とても気に入っています。