かきがら掌編帖

数分で読み切れる和風ファンタジー*と、読書・心理・生活雑記のブログです。

種から山桜を育てる『ミニ盆栽』

 

『かえるさんの星占いらぼらとりー』というブログで、日々、ヒントとギフトをいだたいていますが、このあいだ、趣味に関してのキーワード、

 “植物等を「育てる」、チェックをする”

を見たとき、あることを思い出しました。

 

www.kaerusan01.com

 

一昨年、友人から引越し祝いに、『ミニ盆栽』~山桜を育てる栽培セット~をもらいました。

ミニ盆栽とは、背丈が10cm以下で、掌にのるサイズの小さな鉢植えのこと。マンションなど庭のない家でも楽しめるので、年齢や性別を越えて人気らしいです。 

けれど当時は、心身ともに余裕が無く、しまい込んだまま失念していました。

  

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ラッピングされた状態でも、文庫本的なサイズ感です。

 

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【セット内容】

鉢・培養土・説明書・種・鉢底アミ

 

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種は5つ

説明書を読んで、たじろぎました。

 

はじめに(山桜は発芽の難易度の高い商品です。) 

 

私は、栽培が容易といわれるポトスを枯らしたことがあります。心もとない限りです。

 

1.種まき前の下準備

 山桜は種まき前に、種を冷蔵庫へ入れ、冬を(疑似)体験させます。
※種まきは、発芽時期が真冬と真夏にならないように逆算し、タイミングを合わせて行ってください。
 秋に種をまいた場合は、翌年の暖かい時期に発芽する事があります。
 種をまいた時期・環境によっては、発芽に1~2年かかる場合があります。

【冷蔵庫での低温期間】 1~3ヶ月
【発芽適温】 15~20℃
【発芽日数】 1~3ヶ月
【 開 花 】  4年以上

 

タイミングを合わせて、と言われましても、発芽日数が1~3か月、場合によっては1~2年ともなると、私の頭では逆算不能です。これも難易度の高さの内ということでしょうか。

それでも「思い立ったが吉日」というわけで、種を冷蔵庫へ入れました。

 

そういえばたしか、山桜を詠んだ有名な歌があった、と思ったら覚え違いで、

やまざくら、ではなく、あだざくら、でした。

 

 明日ありと思ふ心の仇桜、夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは

 

親鸞上人が九歳の時、得度を受けるため慈円僧正のもとを訪れたところ、すでに夜も更けていたので、

「もう遅いから明日にしよう」と言われ、その際に詠んだ歌だと伝えられています。

 

 

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